再び!うなぎのいとう:三重県津市::つばや菓子舗

つばや菓子舗

猿蓑もなか 背黒餅でおなじみの


1月の第二週・・・当店の定休日が祝日と重なったので、子ども達に津市へ映画「WALL・E/ウォーリー(ウォルトディズニー/ピクサー)」を劇場で見せてあげる事にしました。
映画を見るために津市まで行く理由は、もちろん昼食が「鰻」。

まずは、さるびの温泉に売店の「せえくろ餅」「でっちようかん」などを補充するため配達へ・・・この日、伊賀市阿波地区内の国道163号線は積雪あり・・・

さるびの温泉付近は雪景色でした。

配達完了後スタッドレスタイヤを装着している我がセレナは国道163号線長野峠へ!
でも、新長野トンネルを越えると、これまでが嘘のように積雪なし。

で、お昼まで時間が早かったので津市藤方のホームセンターへ行き湯たんぽを買いました。
(我家は古い木造で隙間風が冷たく、この時期、暖房をいれていない部屋の温度が5℃とかになるのです)

実は最初は津市久居の昭和元年創業「丸円」へ行くつもりだったのです。
でも、事前に電話をしてみると、4月開店に向けて現在改装工事中ということで物理的に無理な事が判明。

で、昨年末に行った「うなぎのいとう」へ行き、活きている鰻を子ども達に見せてあげることになりました。
道中、津グランドボウルの傍の隣にある「うな樹」(23号線を北向きに走っていると左手にあるが、店舗の向きの都合で分かりにくい)を確認しながら「うなぎの いとう」へ!

家族をこの店に連れてくるのは初めて。
店の写真なんですが、尋常ではない北風の突風が吹きぬけて居て、私はまともな判断能力ではない状態でした。
それで携帯で撮影したのがこの写真・・・

マクロモードのままで撮影していたのでピンボケ(~_~;)
ちなみに店の様子を見て家内は少し身構えてしまったそうです。

訪問時刻は月曜日の11:25
まだ開店したばかりで客はなし。
まず、前回の来訪時に約束していた当店の「せえくろ餅」をお土産として手渡しました。
この日は、前回居なかった店員の「おもろいネーチャン」が子連れで働いていました。
口調が思いっきり「津ぅ言葉」で、この時は一生懸命「ハクサイの漬物」を用意していました。

注文は・・・前回の訪問時に聞いていたこの店一番のコストパフォーマンス「鰻弁当3,000円」を頼んだら、
大将:「あ、それなぁ、それはテーブルの幅に器が載らないんやわ。持ち帰り専用なんやわ」
私:「うーむ・・・」
大将:「よっしゃ分かった。お土産ももらったことだし、お譲ちゃんと僕ちゃんの分はお父さんお母さんスペシャル丼の分から一切れずつ回して別に盛り付けするわ。そんでええやろ?」
こないだの大阪での不満を解消するために「鰻を一人一匹を食べたいなぁ」と家内と事前に相談していたので、結局「極スペシャル丼1,900円」を二人前注文することに。

で、長女(5歳)が代表して鰻を選ぶ事に。
ニコヤカに大将が鰻を見せてくれるものの、娘は鰻を怖がってしまいました。

今回はちゃんと桶のなかに鰻が居ます。

でも、開店直後なために、鰻たちは、まだまだ元気一杯(^_^;)
結局、大将に「一番デカイやつ」を選んでもらい、調理開始。
大将に「子どもが鰻の皮を食べにくいんで少しコンガリ目に焼いてもらえます?」と焼き加減の注文をすると、
大将:「よっしゃ皮をちょっとコンガリ焼くわ」

例によって私は厨房に入っています。
しかし、今日の炭は・・・どうも備長炭が少ないようで・・・(~_~;)って入ってる?

大将に質問
私:「年末年始はほんまに元旦だけしか休まなかったんですか?」
大将:「そう、元旦だけ。家に居てたら色々使われるやろ?そんなくらいなら、ここへ来て鰻焼いてたほうがマシやん」
私: ・・・・(^_^;) 「大将の奥さんって、鰻屋を手伝わないんです?」 
大将:「せぇへんせぇへん。そんなんするかいな」
私: ・・・・(^_^;) 
この間、「おもろいネーチャン」は、ハクサイの漬物作りが忙しそうだったので、厨房で写真を撮っていた私が自分たちのお茶を用意(^_^;)
この時の給湯ポットがどえらく古く、手でポット上部を押し込んでも「ブススス、ブススス」を空気が漏れまくってお湯が一向にでてこない。
おもろいネーチャン:「なかなかお湯でーへんねん」
大将:「それごっつう年代モノやねん。○△■×☆(ポット談義)」
私:(ポットくらい新しいの買いなはれ>大将)
大将:「それに今度、長野県からバスに乗ってうちの鰻を食べに来るって電話がはいってるんよ。長野には鰻屋ないんかいな?しかし、そのご一行さんが13人なんよ。まず13人も一度に店に入れへんから、分けて入ってもらうしかないんやけど、スペシャル丼の器が13個置いてないんで困ってるんや」


そうこう大将が絶好調に喋っているうちに、お客さんが続いて2組(4人)入ってきて、満席に。
それぞれが「極スペシャル丼」x2「特丼」「上丼」「持ち帰り用特弁当」を注文。
おまけに出前が12:30に予約されていると言う事で、大将の顔がいつもに増して・・いやいつもと違って真剣に。

大将:「(新規のお客さんに)ちょっと今、忙しいんで、今日は鰻を選んでもらえへんけど、かまへん?(ウンウン)ほな、こっちで選ばせてもらいます」
そして私に振り返って
大将:「焼きもってお土産をゆっくり食べさせてもらおうと思とったけど、今日はアカンわ。なんも喋りもできんわ」
私:(いや、さっきまで十分しゃべってました)
おもろいネーチャン:「遊んどるんやったら、すぐ手伝いに来い!なに?松阪におる?なんでもええから早よう来い!」と友人?にデカイ声(やけっぱち状態)で電話(^_^;)
私:(松阪からここまで・・・来る前に皆食べ終わって帰ってますがな(^_^;))

で、肝焼きが家内と私に出てきたのですが、すぐさま子ども達が奪ってしまい写真を撮れず(~_~;)
子どもに「美味しい?」と聞くと「美味しい!」ですと(^_^;)

で、子ども達の分は小さめの丼にご飯を入れてもらい、親の「極スペシャル丼」から鰻一切れ。
サービスに吸い物、バナナ、香の物まで付けてもらいました。(写真なし)

で、私の前に出てきたのが、「極スペシャル丼1,900円」から一切れ引いたもの。

活きた鰻を選んでから焼き上がりまでの所要時間は、25分ほどでした。
ちなみに今回、目の前で確認したのですが吸い物は、お湯をかけて出来上がりの即席の物でした。肝を焼いて提供するために吸い物に力が入っていない模様。

しかし、いとうの鰻は、美味い。

子どものために皮の焼き加減を少しコンガリしてもらいましたが、鰻の身は、ふんわりと絶妙の焼き加減。

辛目の醤油タレが鰻の脂と絡み合い絶妙の甘みになって美味さ抜群です。
ご飯も粒感があり、丼向けのほど良い炊き加減。
しっかり先日の敵討ちが出来ました。

ほんまに、美味そうな焼き上がりだったのでマクロで鰻を撮りまくりました。
これを見ながら家でご飯が食べられそうです(^_^;)

そうそう、今回、いとうの鰻に「なぜバナナが?」と聞いてみたのです。
大将:「え?なんとなく。これが止めようとすると常連さんに『なんで、バナナないん?』と言われるんで止めたくてもためられんのよ」
・・・と、言う事でした。

いとうのお店については前回訪問時を参照ください。
今回はちゃんと駐車場代100円いただきました!
ありがとう!いとうの大将!
| 食べ歩き::津市 |
| 12:00 AM | comments (3) | trackback (0) |

コメント

いや???この雰囲気!
そしてこのウナギ、たまりませんね?
私の好み、そのものです!!
お見事としか、いいようがないですわ???
行きたくって、たまらない状態に陥りました!
近いうちに、私のブログに載る事間違いなしです。

丸円さんもいい味出してますね?
| くま先生 | EMAIL | URL | 2009/01/31 01:34 AM | PS7ID4B6 |

やっぱり、くま先生の琴線に触れましたか!
とにかくこの店のオヤジが人懐っこく笑顔が似合ってて、気が合うと色々サービスしてくれます。
オヤジ曰く、「ビルで見えない厨房から鰻を出すより、目の前でお客さんに自分の鰻を出すほうが幸せ」だと語ってました。(どうやら身内に某鰻ビル関係者がいるようで・・・)
くま先生のブログ登場を楽しみにしてます。

そうそう、丸円は改装中です。
私も、以前のお店の状態でレポートしたかったのですが、改装に入る次期に気が付くのが遅かったです。残念
| 五代目 | EMAIL | URL | 2009/02/01 12:05 AM | /57SqjpQ |

つばや五代目店主様、うなまん(またの名は、快速みえキハ65 5001)と申します。
貴殿は、かなりのうなぎ通ですね、いとうさん愛好で判ります。
私の情報網、つぅに親族有で、つぅ生まれの私の情報網にもかからなかったお店。
松阪地区で長く過ごしたせいでしょうかね。
いとうさんのお店は、アットホームでお客さんも参加と、いいお店なんです。
うなふじさんや、新玉亭さん、津以外では、桑名の新城さん・丑松さん、四日市の喜多川さん、松阪の松村さん、持ち帰り店わかやさん、明和の松ぼっくりさん、伊勢の淡水苑さん(木曜3割引)・川松さん・村田さん、志摩の中六さん、東山物産さん、中村鰻店さん。
これらが、自動車で例えるならば、トヨタクラウンの直6JZ系やV6GR系のマイルド派。
しかし、ここ
| うなまん(またの名は、快速みえキハ65  | EMAIL | URL | 2009/02/10 07:52 PM | 3/FzK.Sw |



コメントする











https://blog.tsubaya.com/tb.php/240

トラックバック