うなぎのいとう(三重県津市)::つばや菓子舗

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かたやき通販 せえくろ餅でおなじみの


先日紹介した「うまっぷ」掲載店で一番目に紹介されているお店。掲載の店名は「うなぎのいとう」
私にとっては新規開拓店です。


【津のいとうは焼失 伊賀に新店あり!

先にお断りしますが、今日のネタは、ほとんどまともな写真がありません。
私の携帯(手ぶれ補正付きですが)では撮れないくらい店内は照度が低いんです(^_^;)

予告でも触れましたが、この「うなぎのいとう」は、すべてにおいてオキテ破りな店です。
ディープです。
行ってみなければ、おそらく伝え切れません。
私の記憶に基づき再現して書きますので長文になってしまいますが・・・
私が「うなぎのいとう」を訪れたのは18:20ごろ。
津市内で19時から会議があるのでその直前の腹ごしらえのために訪れたのですが、国道163号線が伊勢自動車道高架付近から路線バスが前を走っていて混雑して予定より入店時間が遅くなりました。(車は丸の内パーキングに。)
18:30までの営業時間だったので、おそるおそるお店に近づいていったのですが・・・

まず、店構え・・・

店の場所が国道163号が国道23号線にぶつかる手前(岩田橋北交差点の手前にある商店街)にあり、店の写真を撮ろうとすると、18時過ぎの時刻は信号待ちの車が多くて思うように写真が撮れないのです。

ネットで調べてみると、壮絶!ミセスM子の勝手にうまっぷ拡大版に「うなぎのいとう」の写真がありましたので参照ください。(隊長!M子さん!勝手に使ってゴメンなさいm(__)m)

M子さんの写真では扉にポスターが貼ってありましたが、今は『津ぅのうなぎ』プロジェクトのノボリが貼り付けられていて店内が全く確認できない状態。
扉の左手にあるショーケースというか料理のイミテーションも「いつのもの?」と、やる気なし状態。

とりあえず、扉の右手にかかっていた看板が「営業中」だったので、扉を開けて「まだ時間大丈夫ですか?」と聞いてみると、「大丈夫ですよ?」と、大将のいとうさん。
店内カウンター席には常連さん(1名:私の同世代か?)が「うな丼」を食べておられました。

大将、私に向かって「ひょっとしてお客さん?」と聞かれ、「もちろん」と言うと、「ああ、ちょっと待ってぇや」とお茶とオシボリを出してくれました。

メニュを・・・壁に貼られているものだけしか無かったように記憶しているのですが、すべて(?)値段の書かれている部分が金額を書いた紙で上貼りしてしていました。
M子さんのブログと比較して今年の5月19日以降に値上げされたようです。

で、私が頼んだものは、サルシカ隊長、M子さんがオーダーしていない「極(スペシャル)丼:1,900円也」
このオーダーがとんでも無いオーダーだったのです!

大将:スペシャルね・・・んじゃ、こっちに来て鰻を選んで・・・

と、呼ばれたのが厨房の奥。窓の向こうには岩田川が見えます。

その窓の左際に水槽があり、その中で鰻が泳いでいます。

大将:これを捕まえて捌くのが大変なんよ。生きている活きのいい鰻は捕まえるのも大変なんよ・・・お客さん好きなやつを選んでもらうんやけど・・・自分で捕まえる?

私:・・・え?いやぁ(^_^;)お願いします。

大将:せっかくやから大きい鰻を選んで貰わないとなぁ。(と水槽から3匹の鰻を玉網で掬って桶に入れて)
どれにする?これがやっぱ太くて大きいなぁ。これでいい?

私:(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)

大将:これからが大変なんや。普通、鰻は水からあげて弱らせたのを割くもんやねんねど、水から揚げてすぐは元気すぎて料理できんのよ・・・お客さん、割いてみる?

私:((´∀`;))(( ´∀`;))無理っすよ?!

大将:こないだ来た寿司屋の人はそりゃぁ上手に捌きはったわ。

私:(捌いた人いるんや(^_^;)

と、大将は桶の中でウネウネ暴れている鰻君におもむろに氷の塊を載せて、冷たくして眠らせてしまいました。
そして、弱ったところを掴んで、まな板の上に。
目打ち→腹開き→肝を取り、肝を串に刺し炭火の上に→骨抜きして串打ち・・・一連の作業を手早くこなしてしまいました。

大将:ホンマは備長炭で焼くんやけど、それで焼いてるのは昼間だけでな。夕方まで備長炭を使ってると金がかかってししょうがないんさ。だから今は安い炭で焼いているんや。焼き加減がちゃうんやけど、勘弁してな。備長炭の値段は・・・・と炭の話を聞かされ・・・

大将:お客さん自分焼きぃや。自分の好きなように焼いたらええで。

私:無理、無理!(>_<;=;>_<) 始めてのお店なんやから大将の焼きを食べさせてぇな!

大将:そう?遠慮せんでええんやで

私:遠慮とちゃいます(~_~;)

大将:肝が焼けてきたけど、ちょっと焼け足らんくらいで食べるんが美味しいんよ。熱々で食べるやろ?そこらへんにある皿取ってぇな。

私:皿って・・見当たらへんけど?

常連さん:これでええん?

大将:それ、それ。うちの店は客も参加してもらうオープンな店やから、皆動いてもらうんよ。
   肝いうたら、うちの家内が目を悪くした時に、毎日、肝を焼いて食べさせたら良くなってな、ホンマに目にええんやって実感したんよ。ほんでから、こないだ東京の上野公園で200匹の鰻を焼いた時に取り出した肝をやねぇ・・・と、肝談義。もちろんシモネタあり(^_^;)

厨房内で鰻の焼いているのを見ながら、焼き肝を受け取り

私::箸ってどこ?

常連さん:「はい、ここにあるで」

私:「おおきに」 モグモグモグ・・・( ^ω^)ウマー!酒欲しい!でも車やし、こらから会議!
再来店時には持ち帰り決定!?

大将:フワッとしてて美味いやろ?これくらいの焼き加減で焼いてすぐに食べるのがええんよ。

私:モグモグモグ・・・幸せ(*^_^*)

大将:ホンマに鰻焼いてみんでええか?

私:いや、ホンマに焼いてください(^_^;)

大将:鰻は背から焼くんや。川で捕れた魚は皮から、海で捕れた魚は身から焼くんよ。鰻は皮からや・・・
ほんで、このスペシャル丼なんやけど、これやってるとホンマに時間かかって大変なんよ。そやけど、うちの名物みたいになってしもうとるし・・・よくTV番組用にやる店もあるけど、うちはこんな感じやから、やらせ無しで、いつでもしてるんや。見ての通り、しっかりした鰻を一匹丸々ちゃんと使ってるんやで。

常連さん:スペシャルってこんなんやったんや。初めて見たけど、ほんまに値打ちあるなぁ

大将:そんで、鰻の焼き方やけど、東海三県で愛知、岐阜、三重と焼き方が全部違うんよ。こうやって白焼きに焼きもって、味醂を塗ったり、味醂に漬けたり、噴いたりするんやけど、うちのはまたちょっと違って京都風に近い。
京都風の焼きがまた違って、白焼きにしたら、鰻を冷水に漬けるんよ。そしてまた焼くんやけど。うちは白焼きをこうして水道でちょっと流して、焼くんやわ。そして料理酒それも合成酒なんやけど、これを身の部分だけにこうしてスプレーで吹き付けながら焼くんや。タレは無添加の醤油なんやけど、合成酒は添加物いっぱいや。でも、これでええんよ。
しかしな、タレの醤油も、この窓の向こうに川があって、湿気った店やから醤油が熟成されて、醤油にトロミみたいなんが付いてええんよ。ここで店してるからできる味なんよ。
で、ご飯やねんけど、これだけで足りるか?と炊飯器の中に入っているタッパーの中のご飯を見せてくれました。

私:(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)十分です(なんでもエエけど初めての客にだけ講釈多いんかなぁ?(^_^;)

大将:そか、よかったわ。炊いてもええんやけど、もう時間が時間やからな。5合くらいやったら早よう炊けるけど、やっぱ1升で炊いた方が美味いからなぁ。お客さんが来る前に、暇な時間に賄いを作って食べた残りでゴメンな。もうちょっと早く来てくれたら賄いで作った特製ハンバーグも食べさせてやったのになぁ。残念やったなぁ。

私:(いや、私は鰻を食べに来たんですが・・・(~_~;)

大将:しかし、暗くて焼き加減が良ぉ分からんわ。これくらいでええかな?こんでええやろ。
兄ちゃん、ちゃんとしたの食べたかったら昼間に来てな。《ご飯を丼に入れ鰻をザクザクと包丁で切り始め》。。。ホンマに焼き加減がわからへんし、昼は備長炭で焼いてるからな。そんで、おもろいネーチャンも居るしな。

常連さん:ほんまにおもろいネーチャンやなぁ、あいつは!

私:ほな、カウンターに戻らせてもらいます。

大将:そうしぃ

・・・・・ここまで焼きあがるまでずっと厨房内で鰻が見学していました。
こんな店、ありえません。

大将:うちの店はなんでも隠さんと見せるし、お客さんが知りたいことは全部教えるんよ。正直が一番や。
食い物商売は、儲けに走るか、美味いものを追求するかどっちかやで。美味いものを追求したら大きな店では絶対無理や。
こんな事、わしも年金もろうてるから言えることなんやけどな。・・・はい、お待ちどうさん!

で、出された極(スペシャル)丼:1,900円・・・

大きな鰻を一匹丸々が入っている丼・・・蓋から鰻がはみ出ています。
(本当なら、ご飯もスペシャルで小櫃のような器なようですが)
鰻てんこもり状態です。ご飯の下にも、でかい鰻が一切れ入っています。
今年の5月は1700円だったようですが、値上げされた1,900円でも十分に納得です。

鰻の焼きは、皮はコンガリ、身は脂が乗って香ばしく焼いていながらもフンワリ感があります。

例えるなら、『初音』や『うなふじ』のように、フワフワトロとせず・・・コンガリ、カリと焼く関西風との『中間』で肉質はムッチリで絶妙にフンワリまでの寸止め状態の焼き加減。

淡水魚臭さが気になる私にここの鰻は淡水魚臭さというものは感じられず。

タレは甘めでこってり系。私の好みです。
これがご飯の炊き加減(余り物でしたが)と良いバランス。
※帰宅後、貰ったタレだけを熱々ご飯にかけて食べてみましたが、これがけっこう辛口。
店で食べて甘く感じたのは、焼いた鰻の脂とタレが交じり合って生み出された結果なようです。

ガッツリ鰻!と思った時に一番に思い浮かべる味だと私の許容量の少ない脳にしっかとインプットされました。

吸い物には肝が入らず(焼いて食べてしまうから?)、具は麩と三つ葉。
おもろいネーチャンお手製のタクワン。そして本来なら・・・

大将:あそうや!うちの鰻はバナナが付くんやけど、バナナが無くなってしまったんで、今日は無しで勘弁してな!

私:(鰻にバナナが付くこと事態が?なんやけど、19時の会議に遅れそうやから、突っ込みいれやんとこ・・・)

しっかし、鰻が美味い!メシも美味い!気づけば、粉山椒を振り掛ける事もなく、ガツガツうな丼をかき込んでしまいました。
こんな事は初めてです。本能的に「ホンマに美味い」モードに入ってしまいました。

私:美味いですわ? 今まで7軒くらい「うまっぷ」巡りしてきましたが、大将の鰻おいしいです!今日は一人で来たけど今度は家族連れてきますわ!

常連さん:そんなら、今度来たら、高い鰻重を頼んだらええわ。鰻がいっぱい入っているやつ。ご飯はなんぼでも大将が追加で出してくれるから皆で食べられるで。

大将:実はうちで一番お得なのは、3,000円の鰻弁当なんよ。鰻を丸々二本焼いてご飯をこの桶に入れて出すからな。
・・・と取り出したのが寿司屋で持ち帰りように使われる丸い使い捨て寿司桶。その大きさは寿司なら3人前?4人前が入るようなもので、これにご飯一杯で鰻が2本なら、3人?4人が幸せになれる大きさです。

常連さん:ほな、まだ仕事片付けやなアカンから会社に戻るわ・・・と、帰られました。

私:大将!鰻のタレを少し分けて貰えませんか?鰻好きな子どもが居てて、鰻のタレだけでご飯を何杯でも食べよるんですわ。

大将:よっしゃ、ちょっと待ちな。

・・・と、用意してくれたのがこの写真のモノ。

家に帰って目方を量ってみたら200gありました。
ちなみに料金は請求されませんでした。

そいで、この後、お店の従業員の名物ネーチャンの話を目一杯聞かされまくって・・・・19時開始の会議には30分遅れて出席となりました(~_~;)

・・・と、いう事で、なんだかんだと鰻やその他ここでは掲載できない内容までもいろいろを聞きましたが、「うなぎのいとう」で、関西風鰻万歳!だった私の鰻人生に新しい扉が開かれてしまいました。

元旦のみの休業というのも素敵です。

その理由は私の店が月曜定休。多くの飲食店が同じ月曜日を休みにしているため、私の行けるお店が限定されていたんです。
本当に良いお店に出会えました。

しかし、あえて省略して書いていませんが、正直言って、大衆食堂クラスの雰囲気を「良し」と出来ない方は、店の雰囲気というか設備というか、調理環境が許せない人も少なくないのでは?と思います。

それに客席数はラーメン屋のようなカウンターに6?8人?と、4人がけの食堂テーブル2つなので、大勢で押しかける場合は、事前に店の状況を確認した方が良いでしょう。

また、夕方18時を回ると、私のようにご飯やバナナの在庫問題にぶち当たる可能性もあります。

それから、私は会うことができませんでしたが、日当1000円で二年雇っている店員の「おかしい(頭が?)ネーチャン:35歳」(by大将&常連さん)がかなりのツワモノで《シモネタ》バンバン、《ハゲネタ》バンバンで『不躾すぎる!』と怒号してしまうような「気難しい」方には天敵となりかねないキャラクターのようです。(大将談)

凄すぎて、オネーチャンの噂を聞きつけてやってきたTV番組のワンコーナー「街の愉快な人(うろ覚え)」の取材クルーが「編集しても放送コードに抵触してしまうので、今回のロケは無かった事に・・・」とか、うまっぷにもこのオネーチャンネタは掲載できないのが現実だそうです。

私にとっては、津ぅの鰻を追求されたい方は、この点を差し引いても是非!お勧めです。


うなぎのいとう
(店名は津ぅのうなぎプロジェクトにリンクしています)
三重県津市丸之内1-3
TEL:059-229-1790
フリーダイヤル 0120-777725
営業時間 11:00?18:30
休日 無休(元旦除く)
駐車場 なし(丸の内パーキング駐車券サービス)

あ、駐車券サービスしてもらうの忘れた!(~_~;)
| 食べ歩き::津市 |
| 12:10 AM | comments (1) | trackback (0) |

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またの名をしおかぜ5号とか、キハ65 5001とか、多数のHNを所持しています。
自身のクルマのエンジン形式でもありまして、2JZ?GEビームズVVT-i(クラウンロイヤルサルーンGのHT3Lです)HT車が好きで、かつ貧乏でこのクルマを愛用しています。直6エンジンのエキゾーストは、いい物です。
また、普段は使いませんが、DOHCだけあり高速性能は満足です。AE92の元走り屋です。
鰻快速ですね=事実は鈍行であおられ、のんびりと走っています。
鰻快速うなふじ行として、のんびり運行しています。
貴殿も、鰻快速でうなふじ行き、推奨致します、美味しいよ!
| うなまん | EMAIL | URL | 2009/02/23 01:36 AM | 3/FzK.Sw |



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