2008,07,06, Sunday/五代目
今夜、今月、7月26日(土)、27日(日)に行われる祇園祭の打ち合わせ会がありました。
2009年の植木神社祇園祭の地図や行事スケジュールなどの詳細情報はこちらを参照ください。
この打ち合わせ会は、町内(小字:東町・中町・西町の3つに分かれていて我が家は中町)の祇園祭関係者が全員集まり、今年の祇園祭りを構成する人材の割り当ての協議する場なのです。
平成21年の祇園祭スケジュールはこちら
前にも触れている植木神社祇園祭ですが、子高齢化による現状・・・かなり深刻な事態になりつつあると私は思っています。
まず、平田地区には3つの小字(東町・中町・西町)に、だんじりが各1基、計3基あります。そのだんじりの囃子は、鐘3人、太鼓2人、笛3名?で構成されます。
私の子ども時代は、鐘が小学1?6年生。太鼓が中学1?3年生。笛は高校生でした。しかも、これらの構成員は、長男のみでした。高校を卒業すると、神輿の担ぎ手になります。そして成人すると、だんじり運行の舵取り役(梃子4名)になり、それも卒業すると、だんじりを動かすための引き手になったのです。しかし、長男という枠が私の子ども時代に撤廃され、後輩の家からは弟がいる所はみな弟までもが揃ってだんじりに乗っていました。それが近年では、女の子でもOKになりました。長女とか次女とか関係ありません。でも、それも続かず町内で人が集まらなくなり、ここ5年ほどでしょうか有志の子どもたち(町内外)から、だんじりの囃子になってもらっています。
でも、これが大変な事に発展してきているのです。いつからか、だんじりの囃子をしている女の子たちが中学を卒業すると、笛を吹くことなく、だんじりを降りてしまい。笛になる子どもが居なくなってしまっているのです。
その理由は、クラブ活動に専念させたい・・・受験勉強が始まるから・・・女の子の体力では竜笛は鳴らない?・・・という保護者たちの意見からそうなっているようで、私たちの子ども時代の「祭りとは!」という考え方を親たちが変えてしまっているようです。
また、この祭りの神輿は担ぎ方が変わっていて、神輿を左右90度近く傾けて回り、最後に天に放り投げ、受け止めたなら、街道を蛇行して練り歩きます。
白装束の上着の肩の部分には折り重ねたタオルを縫い付けて肩に神輿の棒が当たるのを軽減させるように各自が事前準備しています。
担ぎ手は、大の男でも祭りが終わるとへたばってしまうほどです。
担ぎ手同士が呼吸を合わさないと大怪我をしてしまう可能性があります。このためちょっと気軽に誰もが参加するというものではありません。子どもの頃から神輿の動きを見てきたもの、もしくは練習を積み重ねて担がねばなりません。その神輿の担ぎ手が少子化によって本当に居なくなってきています。
話をだんじりに戻しますが、30歳を越しても、だんじりで笛を吹いている後輩たちが居ます。昔は考えられなかったことです。
また、高校を卒業した男の子も大学に行って就職してしまうと祭りに参加するために帰省しない・・・
そして、だんじりの舵取り役の梃子も高齢化(40歳当たり前:私です)
オマケにだんじりを引っ張る引き手も、親戚縁者が祭りのために帰省しなくなってきているために少人数化し、高齢化しています。
一方、御神体の移動を行う神輿なんですが、だんじりの運行がない早朝の神輿は、町内で笛を吹いている者で構成することで何とか担ぎ手は居るものの、だんじりと同時に本宮祭りを構成する神輿は、担ぎ手が居なくなり、日当を払って村外から担ぎ手を呼んでいる始末です。
それから祇園祭の日程が名張市の市民花火大会、鈴鹿サーキットでの8時間耐久レースがある日と重なってしまっているために、露天商の方が植木神社祇園祭に来なくなってしまったのです。彼らも商売、売り上げがある祭りに行ってしまうのは当たり前です。
植木神社では、氏子青年会や敬神婦人会の方たちが祭りを盛り上げようと、ビールやジュースの販売、金魚すくい、綿飴、ゲーム、超豪華景品が当たるお楽しみ抽選会などをしてくれていますが、露天商が来ない祭りは魅力半減・・・・
もはや、町内だけで解決できない人材確保問題や祭りを盛り上げる事について「また来年考えましょう」という次元で無いはずなんですが・・・・
祭りの「だんじり」「神輿」の構成員の確保・・・祭り参加者をどのように公募すればよいのか?
祭りを盛り上げるために何かのイベントと協働できないのか?(プロを呼んでのサッカー教室や野球教室を昼に開催するとか、宵宮後に花火大会や芸能祭りを開催するとか)
このようなノウハウを持っている方がいるのであれば、いろいろとご意見を頂きたいです
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