紅葉撮影場所:清滝寺徳源院 (米原市)::つばや菓子舗

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猿蓑もなか 背黒餅でおなじみの

11月17日は、徳源院紅葉を追いかけて米原市の清滝寺徳源院 (京極家墓所)に行ってきました。
場所は、滋賀県米原市清滝288
もっと早く到着したかったのですが、子ども達を保育園に送ってから、納品を一件こなしてから出発したので11時過ぎに現地到着

さて、肝心の紅葉ですが・・・(続きをクリックしてください
清滝寺徳源院 の参道駐車場は、参道の途中、左手にありました(看板あり)
この日は小型バスが2台止っていましたが、まだ5?6台くらいは余裕で駐車できそうでした。
写真は駐車場から参道に出た場所から撮影。桜並木が両脇にあり、参道奥の右手に清滝神社、左手に清滝寺徳源院 があります。
参道の途中に人が座っていますが、この日は写生をされている方たちが何人もいました。小型バスはこのご一行のものだったようです
電柱がなければ、桜の咲く並木道として・・・でも清滝寺徳源院へ電気を供給するためのものですから仕方ありません

清滝寺徳源院 桜並木を登りきると左手に清滝寺徳源院 があるのですが、直進方向に小さな祠?が・・・
熱心に写生(水彩画)を描かれている女性が居ました。
彼女の頭上には色とりどりのモミジの紅葉があり、そして眼下には散り始めた紅葉が落ちていました。

そして清滝寺徳源院 の土塀の片隅に木で彫ったものがありました。
よく見ると黄色く色づいたモミジの葉が一枚くっついていました。

清滝寺徳源院 の土塀沿いにも綺麗に色づいたモミジが数本あり、ここでも数人の方が水彩画を描いていました。

その足元には、色とりどりのモミジの葉があり、地面が見えないほどになっていました。

土塀から中に入ると清滝寺徳源院 ・・・このお寺について詳しくは米原市観光ガイドをご参照ください。


まず、境内に入って驚くのは、入ってすぐ左右に見事(樹高約20m)な枝垂桜(シダレザクラ:エゾヒガン)があることです。
この桜は道誉ざくらと呼ばれているものでバサラ大名として有名な、佐々木 京極 高氏(出家名:道誉)が植えたと伝えられています。
一時は樹の精力が衰えていたそうですが、数年前に樹医によって道誉桜が息を吹き返してきたそうです。
この桜、例年の見頃は4月8日前後だそうです。

境内、本堂に向かって左手に滋賀県の指定有形文化財である三重塔があります。
寛文12年(1672)に讃岐丸亀藩主であった京極 高豊が建立したとのことです。
また、三重塔の周りには堀のようなものもありました。

この三重塔の奥に、京極家の歴代墓所があるのですが、この墓所に入るところに参拝料300円という箱があったので、参拝料を入れて中に入ると、大きな墓碑・宝篋印塔があります。
写真は入ってすぐの場所。


これで紅葉見物は終わり?
あっけない!と思いながら、隅々まで見ておかないと!とさらに一段上に上った場所の端っこに行きますと、綺麗な庭園が、あり、白壁の土塀で囲われています。

この庭園に入るには?と思いながら、本堂に戻ってみると庭園への入り口がない!

途方に暮れて、この寺を出て、違う場所に移動か?
・・・と思っていたら、寺務所の玄関先に住職らしき人物が・・・
「あの・・・拝観料を墓所の箱に入れたのですが・・・」と聞くと
「ああ、じゃ、庭園を見ていってください。靴を抜いで、こちらに上がってください」
と通された間の前に広がる景色は・・・


池があり(現在は枯れ池)、裏山を取り込んだ池泉回遊式庭園(県指定名勝)・・・紅葉がそこかしこに色を添え見事なものでした。
見惚れていると、住職に美味しいお茶の接待を受けました。
この時、家内と二人だけだったので、住職に色々と話を聞かせてもらったのですが、檀家寺でないこのお寺は、代々受け継がれている住職がその兼業収入と地域の友人・知人に助けてもらいながら維持管理されてきていて、少し前に、ほぼ全面改修を完了されたとのこと。
目下の計画は、住職が子ども時代にあった庭園の池を再現すること・・・再度、山からの水を池に引き込んで、昔のように滝から池に水が入り、池に鯉が泳ぎ、季節折々の庭園の姿を池に映すことだそうです。
ぜひその景観を観てみたいものです。

住職の庭園に対する思い入れをお聞きしていると、
「正面の山から池の橋にかけて遊歩道を整備しているんです。池の上にある石灯篭のあたりからこちらを見下ろすとまた違った景色で綺麗ですよ」と庭園に入ることを許してもらえました!
手入れの行き届いた庭は、落ちたモミジの赤い絨毯の下に緑の苔の絨毯が一面にありました。

庭園の上からの景色は、佇む場所を変えると、すべてが絵になり、散歩していて全く飽きません。
(写真は池の上の石灯籠よりさらに一段上から撮影した全景。)

この日は少し風があったのですが、その風にモミジの葉がハラハラと落ちていく様は、まさに侘びの世界・・・

庭と墓所を遮る白壁の塀の脇には折り重なって積もったモミジがありました。

庭園散策の後、住職にお寺の中を案内していただきましたが、京都の曼殊院門跡にあった有名な「幽霊の掛け軸」・・・実はこのお寺の所蔵品で、ここのご住職のお父様が曼殊院門跡の住職をされている時代に曼殊院門跡へレンタルされていたそうです。
住職の案内でその不気味な幽霊の掛け軸のお姿も拝見することができました(~_~;)
住職曰く、「清水 節堂という人が描いたものなのですが、日本画家ながら、なぜかこの一点だけ幽霊の絵を描いている」んだそうです。

あまりにも不気味な幽霊だったので写真を撮る意欲がありませんでしたので、ネットで見つけた画像にリンクしておきます。
(たぶん、最初に表示されていると思います)

清滝寺徳源院
〒521-0203滋賀県米原市清滝288
TEL:0749-57-0047(午後6時以降可)
   0749-57-0244(お寺の世話方さん=川口重信様宅)
拝観時間 9:00?17:00
拝観料  一般300円 小中学生無料
最寄り駅 JR東海 柏原駅 ・・・徒歩20分
清滝寺徳源院の四季や各種情報は、住職のお手製(?)ホームページをご参照ください。
| 風景写真::秋・・・紅葉 |
| 12:05 AM | comments (0) | trackback (0) |

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