紅葉・紅葉:御在所岳登山:中登山道(中道)::つばや菓子舗

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猿蓑もなか 背黒餅でおなじみの

昨日書きかけて途中で終わっていた御在所岳登山レポート完結編です。
御在所岳登山は2008年11月10日に行いました。
御在所岳:中登山道(通称:中道)までは湯ノ山温泉を通る県道577号線を登りきった場所の駐車場から鈴鹿スカイラインに出て、歩いて2分もかからない場所にありました。
この時、鈴鹿スカイラインは旧料金所跡駐車場の上で通行止めになっていました。復旧には2年以上かかるかもしれないといわれているそうです。

で、登山道に入ると・・・

いきなり急勾配を登ります。花崗岩のザレた場所を10分余り登ると視界が広がり、御在所岳ロープウェイが見えてきました。

山の上部付近にある白い二等辺三角形がロープウェイのロープを支えている6号鉄塔。鉄塔の高さは61メートルで日本一の高さだそうです。


さらに登る事20分。最初の奇岩:負れ岩(オバレ:おんぶ)。
岩はかなり大きく、よくぞ倒れずに寄り添ったままや・・・と思っていたら


石の陰に、つっかえ棒がしてありました!
というのは冗談で誰かが棒切れで「倒れるなよ!」と冗談交じりに置いてあるだけのようです。
私の見たときは2本の棒でしたが、時には10本くらいで支えているようです。


さらに20分登ると6号鉄塔が少し大きく見えてきました。写真左には鎌ヶ岳も見えています。
天気がイマイチで曇り空でしたが、山のベニドウダンやアカヤシオの紅、ミズナラやシロモジの黄が山を覆う絨毯のようで綺麗です。


そしてさらに15分登ると岩だらけの場所に出てきました。
岩の隙間にベニドウダンの小さな木があり、真っ赤に紅葉しています。

しかし・・・見晴らしの良い場所は風の通り道・・・
突風が吹き始めると帽子が飛ばされそうになるくらいで、身体もよろけてしまうくらいでした。
コンタクトレンズを入れている家内はかなり閉口していましたが、私は風のおかげで絶景ポイントでレンズ交換する事が出来ず・・・
重いカメラザックにVR70-200mmF2.8やマクロレンズを入れて担いできた意味が・・・(~_~;)


10分登ると、また奇岩が!
二つの岩の隙間に「ちょん」と立方体の岩が乗っかっている「地蔵岩」です。
ここでも紅葉が綺麗でした。

この日は風速10mを超える突風が吹いたりして、風があったので、山頂までの途中、風が遮られている森の中で、コンビニで買ってきたオニギリを食べました。

この時に黄葉や紅葉している木々があり、しばしの休息を楽しませてくれました。
この写真はTamron SP AF90mm F/2.8 Di で撮影したものですが、すぐ向こうにロープウェイのゴンドラが見えています。
縮小する前のオリジナル写真を等倍で見ると乗っている人の顔まで見えそうでした。
昼食は11:45から30分くらいゆっくり取りました。
家内がお湯と紅茶のティーバックを持参していたので汗が冷えても暖をとることが出来ました。

ちなみにこの日の服装は、Tシャツに長袖Tシャツを重ね着し、したは綿のパンツ。念のために中綿が少し入ったポリエステルのベストを持参していましたが、歩いていると汗ばんで・・・休むと汗が冷たく寒く感じるのでベストを着る・・・を繰り返していました。
手は、滑り止めのゴムがついた軍手。岩や木、トラロープや鎖をつかんで登る時に重宝しました。

曇り空でなかったらもっと鮮やかに見えるのでしょうが・・・雨でないだけ感謝です。

この写真は、鎌ヶ岳の斜面の紅葉を撮影したものですが、ゴンドラがすぐ近くに見えています。


本当は今日登るはずだった鎌ヶ岳です。
御在所岳を登れた今だから言えますが、いつか登ってみたいと思っています。


伊勢湾です。曇り空ではっきり見えませんがかなり遠くまで見えているように思いました。
途中、突風が吹きつける岩だらけの難所では、鎖を頼りに降りなければならない絶壁のような場所や足のすくむような断崖を岩にしがみつきながらしながら、乗り越えてきました。
高所恐怖症の私には、まさに試練でした。
(この場面は怖くて写真を撮る余裕などありませんでした。)

難所を乗り越えたら最後は、濡れた岩の登りが続き、足がすべって怖い目にあいました。
いつまで登ればいいんだ?と進行方向を見上げると、そこにはハシゴが?
そのハシゴの向こうには人工物の柵!?
そうです、山上遊歩道に到着したのです!
日ごろの運動不足がたたって、もう足があがりません。でも最後の気力を振り絞り!

なんとか登りきる事が出来ました!
(この写真を撮る前に一旦ロープウェイ山上公園駅に行き、トイレに行きました(^_^;)
余裕があれば、山上遊歩道を散策しようかと思っていましたが、紅葉も散っていましたし、雲がかなり低くなってきてガスも出始めて寒くなってきたので、山上では30分も居ませんでした。


復路の下山時は、膝の負担がかなりあり、カメラ三脚の代わりに持参したカメラ一脚が活躍しました。
写真は国見岳です。
奇岩がいっぱい見えていました。


国見岳から伊勢湾方向へレンズを向けると眼下に今年の9月のゲリラ豪雨で甚大な被害が出た裏道の一部らしきものが見えました。
(写真中中央の白い箇所)
登山途中であった老夫婦の話では、通行止めになっているはずの裏道から登ってくる人がけっこう居たということですが、浮石(岩)などがまだまだあると思われますので事前に情報収集しないと危険だと思います。


そしてさらに同じ場所からレンズを右に御在所岳に戻すと、私が恐れている難所の岩肌が。。。
この岩の左端の部分を備え付けの鎖を持ってぐるりと回り込まないとイケナイのです(~_~;)


難所を越えると、見晴らしの良い岩場が・・・でも、高所恐怖症の私は決して足元を見ることができません(-_-;)

そこから20分余りで魔の岩場・・・キレットと呼ばれている場所でしょうか?
左手の岩山を越えないと帰れません。
岩山を越えるには、上から垂れ下がっている鎖を頼りに腕の力で登るしかありません。

ま、ここをなんとか乗り越えれば、後は杖さえあれば楽に降りる事が出来ます。
と、いいながら、往路で昼食をとった場所で、あったかい紅茶を飲んで一服。
しかし、持病の膝痛と腰痛が酷くなってきたので、持参の鎮痛薬:ロキソニンを服用。
痛みが治まるまで休憩です。

薬が効き始めるとあとは重力に任せて降りるだけ!
その途中でこの山の紅葉と黄葉の正体も写真に収めました。

ベニドウダン(おそらく)

シロモジ

ということで、なんや、かんや、いいながら無事に登山口まで戻ってきました!

10:20登山開始・・・13:10頂上到着(2時間50分)

13:30下山開始・・・15:20登山口帰着(1時間50分)

高低差600m余りの往復登山。

途中で写真を撮りながら、昼食タイムや疼痛薬を飲んでの休憩タイムありで
この時間なら上出来でしょう!

このあと、車で汗をかいた服を着替えて一路、子ども達が待つ保育園へ!早く迎えに行ってあげないと!
本当なら、湯ノ山温泉で温泉に入って、四日市IC手前の鰻屋に行きたいところですが、こればかりはしょうがありません!

しかし、登山って思っていたよりも面白いですね。
今回登った中道コースが変化にとんだコースで眺望も楽しめた事も大きな要因でしょうが、フィールドアスレチックの大人版をやり遂げたような感覚です。
ちゃんとした服装やストックなどの登山用品を買い足してまた山登りしたくなってしまいました!
でも、筋肉痛が下山直後から始まり、2日経過した今でもかなり酷い・・・
| 五代目の独り言 |
| 11:00 PM | comments (0) | trackback (0) |

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