2020年11月::つばや菓子舗

つばや菓子舗

猿蓑もなか 背黒餅でおなじみの

新型コロナ退散蘇民将来パッケージ


背黒餅の疫病退散祈願パッケージは2021年7月1日に復活予定でしたが、2020年11月24日から復活。
現在はノーマルパッケージとなっております。

| 五代目の独り言 |
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忍者の里のローカルフーズ
伊賀のでっちようかん

その昔、小豆や高価な砂糖をふんだんに使って作られる羊羹は、非常に高級な菓子で、決して庶民の口に入ることはありませんでした。
そして誰もが口に出来る羊羹として小豆や砂糖の量を控えた水羊羹が作られるようになり、丁稚奉公している者でも手軽にお土産に買って帰れる羊羹として、奈良・京都・滋賀・伊賀で丁稚羊羹が産まれました。
伊賀の他では、蒸し羊羹が「でっちようかん」と呼ばれていますが、伊賀では「水ようかん」が「でっちようかん」です。

本来、水ようかんは夏の食べ物ですが、伊賀では、コタツでミカンを食べるように、好んで冬に食べられています。この理由は、小豆の収穫が終わった新小豆が食べられるようになるのが晩秋から初冬で、旬の味=餡が一番美味しい時期に、その餡で庶民が食べれる「水ようかん」を作ったものが、伊賀の「でっちようかん」なのです。(現在では小豆の保管技術が向上したため年中美味しい餡が食べられます)

つばや菓子舗の「でっちようかん」
「でっちようかん」は、餡、寒天、水の3つの材料で作られます。それゆえに、素材の味、水の味が決め手になります。
当店は、大阪の淀川に合流する木津川上流地域にあり、伊賀の和菓子屋として山間の取水地に一番近く、水が美味しい地域です。
そして「でっちようかん」に使用する餡は、丁稚用ではなく、北海道産の最上級漉し豆を白いザラメで炊き上げた豆の味が濃厚な餡です。



「いつでも何処でも手軽に」「でっちようかん」を食べていただけるようにと2008年2月末より、カップ入りでっちようかん「通称:カップdeでっち」を製造しております。

《カップdeでっち》ラインナップ
・あずきこしあん:北海道十勝産小豆漉し餡 
・まっちゃ:北海道産手亡豆使用抹茶餡
・紫芋:九州産紫芋使用
・黒ごま:風味豊で香ばしい黒胡麻使用
・ばなな:伊賀で熟成加工されたバナナを使用
季節限定:いろいろ新作を発表しています

| 商品::でっちようかん |
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